肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
スポーツで走っていたら、急にふくらはぎやふとももの裏側に痛みを感じる。
走り出しや歩き出しの際にふくらはぎ・ふとももの筋肉が「ぷちっ」という音と共に痛みが出てきた。
歩けなくなるくらいとても痛みを感じる。
ジャンプするとふとももが痛む。
ふとももやふくらはぎの皮膚が青くなって痛い。
ボールを投げた際に、腕や背中に急な痛みを感じた。
階段を上り下りしようとした時に急激に足に痛みを感じた。
肉離れで知っておくべきこと
・肉離れを起こすと、患部を押した際に強い痛みを感じることがあります。
・患部の曲げ伸ばしなどの収縮運動を行うことで、強い痛みを引き起こすことがあります。
・患部周辺に腫れや強い炎症、内出血などの症状が見られることがあります。
・肉離れには3つの度合いがあり、度合いによって施術期間の目安なども異なります。
・痛みが発生した場合、まず動かすことを避け、RICE処置を行いましょう。
・こむら返りと勘違いされることがあります。こむら返りは筋肉の痙攣を感じた場合に起こるものであり、肉離れは受傷時に筋肉に力が入らなくなることが特徴です。
症状の現れ方は?
・筋肉が硬直している状態が見られる
肉離れは筋肉が強く収縮している状態で、筋繊維や筋膜が損傷していることが原因です。急な動きやジャンプなどの際に発生しやすくなります。
・ふくらはぎや太ももに凹みができている箇所がある
筋肉が収縮した際に筋繊維や筋膜が損傷すると、患部に凹みが生じることがあります。
・「ぷちっ」や「ばちっ」といった音が聞こえる
筋肉が損傷した際に、後ろからバットで叩かれたような音が聞こえることがあります。損傷の程度によっては、この音が聞こえない場合もあります。
・患部に皮下出血が見られることがある
その他の原因は?
・急なダッシュやジャンプ
動作が多いスポーツや日常的な動作を繰り返し行うことで、筋肉への疲労が蓄積し硬くなってしまいます。その後、急激な動きによって症状が引き起こされることがあります。
・筋肉がしっかりほぐれていない状態
上記のような動作を繰り返すことで筋肉に疲労が蓄積し、硬くなります。本来であれば温めやストレッチなどのケアを行うことで回復を促すことができますが、ケアをしないと回復が遅れてしまい、血流が悪くなって筋肉が硬くなり、ほぐれにくい状態になります。
・水分不足や飲酒をしている状態
水分不足が起こると、代謝が悪くなる原因となり、それが肉離れを引き起こす要因の一つとなります。また、飲酒によって水分が尿と一緒に体外に排出され、脱水状態を引き起こします。
・身体が冷えている状態
肉離れを放置するとどうなる?
・肉離れを放置すると、出血部に血腫や瘢痕ができ、固まりや筋肉のつっぱり感などの違和感が生じることがあります。
・筋肉の痛みが残ることで、柔軟性の低下や筋力の低下が引き起こされる可能性があります。
・筋肉の左右のバランスが悪くなり、全身の体の歪みが生じることがあります。
・一度損傷した部位をしっかり施術しないと、再受傷のリスクが高まる可能性があります。
・筋力が低下することで、運動機能が低下しやすくなります。
・炎症が引かずに痛みが強くなると、歩行や階段の昇降などの日常的な動作に影響を与えることがあります。
当院の施術方法について
・RICE処置の実施
「R」
安静を保つことが重要です。肉離れが発生した場合は、運動を中止することが大切です。
「I」
冷やすことです。損傷した組織に氷を当てて冷やすことで、周囲の血管を収縮させ、出血を抑えることができます。逆に温める行為は出血が増える可能性があるため、控えましょう。
「C」
圧迫を行うことです。筋肉を圧迫することで、筋肉の動きを抑え、出血量を少なくすることができます。
「E」
心臓より高くすることです。血液を心臓に戻すことで、出血を減らすことができます。痛みがある状態で立ち続けると、重力により血液が下に溜まりやすくなります。
・EMS施術
痛みのある周囲の組織に電気を流すことで、腫れを抑えたり痛みの軽減が期待できます。
改善していく上でのポイント
・肉離れが発生した場合、筋肉が収縮している状態で施術などを行ってしまうと、出血量が増加し、その影響で痛みが強くなる可能性があります。そのため、必ず筋肉を伸ばした状態でRICE処置を行うようにしましょう。
・圧迫が強すぎると、血流が完全に遮断され、痛みが強くなることがありますので、注意が必要です。
・受傷後48時間は炎症が発生しているため、湯船を避け、シャワーで済ませるようにしましょう。
・お酒の摂取は控えましょう。お酒は血行を促進し、それが炎症を強める可能性があります。また、お酒を飲むと水分が尿と共に体外に排出され、脱水状態になることがありますので、控えることをおすすめします。